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 ルーテル教会は、マルチン・ルターの宗教改革により生まれたキリスト教プロテスタント教会です。人は信仰のみにより神より義とされ、恵みのみ、信仰のみ、みことばのみという改革の精神を大切にします。日本福音ルーテル教会東教区は、首都圏から東北地区や甲信地区に及ぶ、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、山梨県、長野県、宮城県に、福音宣教を展開しています。
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東教区 第11回宣教フォーラム(発題)

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発題「信徒として生きる」

江藤 直純
日本ルーテル神学校長/PM21/P2委員

はじめに 「信徒」という言葉
 徒(いたずら)に信じる?
 「徒」を辞書で引くと 1.歩くこと(徒歩)、2.何も持たないこと(徒手)、3.無駄無益(徒労)、4.ともがら、なかま(徒党、学徒)、5.従者、弟子(徒弟、門徒)、6.刑罰のひとつ →と言うことは・・・・

1.聖書に見る「信徒」(教会)

1)聖書の中の「信徒」を表す言葉を探す
「神の民」主の聖なる民、選ばれたご自身の宝の民(申7:6)、イスラエル新約でも継承:選ばれた神の民、王の系統を引く祭司、聖なる国民、神のものとなった民(I ペテロ2:9)。ギリシャ語でLAOS
「キリストの体」一人一人はその部分(I コリ12:27、エフェ1:23)
マタイ:人間を取る漁師、世の光・地の塩、わたしの仲間、わたしの母・兄弟姉妹、私について来たい者は、・・・・
使徒言行録:証人(1:8)、教会(8:1)、この道に従う者(9:2)、キリスト者(11:26)
パウロの書簡:神の子、相続人、キリストと共同の相続人(ロマ8:15,17)
召されて聖なる者とされる人々(I コリ1:2)、神の神殿(同3:16)、神の家族(エフェ2:19)、聖なる神殿(同21)・・・。

2)その特質
「神の民」=モーセ。ヨシュアなどの一騎当千の兵(つわもの)だけでなく、有名無名の老若男女の集団。「無学な普通の人」(使途4:13)
「キリストの体」=60兆の個々に生きた細胞から成る。どの部分もなくてはならない構成員。目や口や手や足だけでなく指の爪の先も。

3)神のミッション(使命、任務)に参加するように招かれている=神の流儀!
アブラハム、イスラエル、預言者たち、使途、教会(たとえ問題を多く抱えていても(I コリ5:18-19)。彼らを通して=祝福(創12:2-3)、広く伝える(I ペト2:9)。「神は、キリストを通して私たちをご自分に和解させ」、それだけではなく「また、和解のために奉仕する任務を私たちにお授けになりました」、つまり信徒は「キリストの使者の務めを果たす」(II コリ5:18-20)。キリストの特命全権大使。

●「からだ」のイメージによって教会=神の民(ラオス)=信徒の群れ(交わり)について考えてみよう。

2.すべての信徒が祭司である(全信徒祭司性)というルターの考え方

1)「すべての信徒が」(按手を受けた聖職者だけではなく!) 「祭司の性質」を持つ(全信徒が制度としての祭司になるというのではなく)

2)「祭司」の七つの務め[p.12]、まとめれば二つの務め=民のために神に執り成す・神の御心を民に取り次ぐ(聖壇上の牧師の所作=会衆を背に/向かって)

3)福音の伝達は説教と聖礼典を通して、また「兄弟姉妹相互の会話と慰めによって」。

4)洗礼式と堅信式の式文(教会員への勧め)
「神は、洗礼によってこの○○をキリストの家族、み国の世継ぎとしてくださいました。この幼児・兄弟・姉妹を受け入れ、この幼児・兄弟・姉妹のうちに始められた神のみ業が達成されるように祈ってください。」(洗礼式)「この兄弟・姉妹を恵みによって育ててくださった神に感謝し、彼、彼女(ら)を祭司のひとり、み国の同労者として受け入れ、共に福音の使節となるように、互いに祈りなさい。」(堅信式)

5)キリスト者(信徒)はみな洗礼の時に聖霊の賜物をいただくための第一の・基本的按手を例外なく受けている(教職授任按手と区別)。

6)その務めをよりよく果たすために「神の武具を身につけなさい(エフェ6:11−18)

● 祭司として私たち信徒ができる/なすべき務めとは何かを考えよう。

3.教会のミッション(使命)とアイデンティティー(自己理解)を教会の名前を手がかりに考える

1)日本+福音+ルーテル+○○+教会

2)自分の属する教会の宣教論・教会論(それはとりもなおさず「神の民」論あり「信徒」論である)を理解する。

●わたしもまたその一人として参加するよう招かれている教会の使命とは何だろう。

4.信徒と教職の関係

1)福音宣教という外に向かっての務めも、その担い手たる神の民(=教会)を養い育てる教会形成の務めも、共に民(ラオス)全体に託されている。

2)「福音の説教と聖霊典」によってたえず神の民全体を養い導き育むために、全体教会によって認定され、按手によって職務を託され、招聘によってその教会へと招かれ、それが礼拝同体かつ宣教共同体として機能していくように伝道の責任を負い霊的指導と牧会管理の任に当たるよう召されている専門奉仕者が教職(教師)。「聖徒を整えて奉仕の業をさせ、キリストの体を建てさせ」(エフェ4:12)る大切な務め。

3)信徒はその下に仕えるのではなく、パートナー、同労者、神の家族。

4)「信徒もまたみ言葉を語る」。日常の中で。訓練と認定と委託を受けて講壇からも(信徒による説教奉仕)。2004年JELC総会で要綱決定の上実施へ。

5.信徒であることの喜びと務めを具体的に思い越こそう

1)教会の中と社会の中での積極的な奉仕 (豊かに与えられる霊の賜物、I コリ12)

2)信徒こそ99%の社会の人々と共に喜び共に泣く人。社会と教会の橋渡し。

3 「キリストの手紙」(II コリ3:3)、「証印」(I コリ3:22)、「焼き印」(ガラ6:17)付き!

●教会の中で出来ること、社会の中で出来ることを互いに分かち合ってみよう。


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